こんにちは、結です。
私がVIO脱毛に通う事になったのは、交際歴半年の彼氏に「結はココの毛、処理しないの?」ってつっこまれたのがキッカケでした。
で、私の場合は彼が勇気を出して言ってくれたからいいものの、やっぱりこういう事って、言えずにモヤモヤしている男の人は多いと思うんです。
言えずに悩み、果ては別れを選ぶ事態も起こっているわけですもんね。
二階堂さんが、デリケートゾーンのにおいについて男性の目線で語っているこちらの記事なんて、その象徴ですよね。
初耳な意見がいっぱい。
私、この記事で初めて、"スソワキガ"という言葉を知ったのです。
それまでは、"デリケートゾーンのにおい"="汗や排泄物の蒸れた臭い"だと思ってました。
しかしどうやら、お風呂に入っても、石鹸でしっかり洗っても、何をしてもクサイことから逃れられない症状があるらしい…。
例えばカフェとかで友達に、「今の人、ワキガだったよね?」って言われても、なんとなく香る気がするものの、イマイチピンとこないんです。
よく言いますよね。
「ワキガは本人にはわからない。」って。
だからこの記事を読んで以来、
「ひょっとして彼がアンダーヘアのお手入れを勧めてきたのは、
スソワキガの症状が少しでも軽くなるようにと思っての事だったのかもしれない…。」
と思えてきたのです。
だってさすがに「結、多分スソガだからせめて毛だけでも無くしなよ!」なんて言えないですもん。
考えれば考える程不安になってしまい、スソガについて徹底的に調べてみました。
そしていつもの如く、二階堂さんに相談してみた所、
確かに調べていくと、同じ「スソワキガ」でも、お医者さんによって見解が違ったり、周りの男の子の体験談を聞いていても皆言う事がちょっと違うんです。
ということは、同じようにデリケートゾーンのにおい問題で悩んでいても、 解決しない解決方法に大金を使ってしまう人もいるかもしれないわけですよね。
というわけで、この記事では、私なりに調べてわかった
- 代表的な症状
- セルフチェックの方法
- 男性の本音
- 対処法
- 手術はするべき?
などなど、現時点でわかっている事をすべてまとめたいと思います。
スソワキガ(スソガ)とは?
スソワキガというのは、陰部から発せられる、ワキガのようなツンとしたニオイ。
実は"スソワキガ"は、医学的な正式名称ではありません。
婦人科系の病院では、こういった言葉は使われず、「外陰部臭症(がいいんぶしゅうしょう」「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれます。
その別名として、美容外科などで、「スソワキガ」「下(しも)わきが」「スソガ」などと呼ばれているんです。
で、この"スソワキガ"というのが医療の正式用語では無いからこそ、ネットの記事やお医者さんによって、症状や概念が混在してしまってるんですよ。
美容外科などで"スソワキガ手術"として扱われているスソワキガは、ワキガと同じニオイ。
更に分泌物や蒸れたニオイが混ざる事で、スソガ自体は軽度なのに、ワキガよりもニオイが強くなったりします。
こういった場合、ワキガもスソガも軽度に持っていて、ワキガの対策はしっかり出来ているので気づかなかったという場合が多いです。
男性にとってはあまり馴染みの無い症状なので、性病や体調不良などで膣内環境が悪化した事による分泌物の異臭を"スソガ"と思い込んでいる例も多々見かけますが、それはスソワキガとは別物です。
スソワキガはどんなニオイ?
スソワキガのニオイは、
-
ネギ
-
クミン
-
鉛筆の芯
-
お酢
などなど、酸味のあるニオイがします。
発生元は、陰毛の生えているVIO周辺から。
ワキガと同じくスソガにも、"軽度〜中度〜重度"と症状にレベルがあります。
分泌物や下着の蒸れも合わさって、発酵したようなニオイと混ざり強い悪臭になってしまう事が多いですね。
スソワキガと間違えられるニオイ
スソワキガと混同されがちな代表的なにおいがこちらです。
- 生魚がバケツの中で腐って放置されたニオイ<アミン臭>
- 女性器特有の甘酸っぱいようなこもったにおい
- チーズ臭さ
- イカ臭さ
- 汗臭さ
などなど。
よく間違えられますが、これらはスソガではありません。
こちらのニオイの主な原因はいくつかあるんですが、
- 体の不調
- 性感染症
- 生理前後
- 排卵前後
- 不衛生により恥垢がたまっている
などがあげられます。
深刻な場合は悪化する前に必ず病院で受診してください。
スソワキガの原因は?
汗を出す汗腺には、「アポクリン腺」と「エクリン腺」があります。
このうち、ワキガやスソガの原因になるにはアポクリン汗腺。
アポクリン腺から分泌される汗自体は最初は無臭なのですが、粘り気があり、毛穴(皮脂腺)を通して外に出てきます。
皮脂と混ざった上に、皮膚に常在する細菌に分解され、悪臭を放つようになるというわけです。
全員アポクリン汗腺を持っているのですが、腋臭症の人はアポクリン汗腺が発達しすぎているんです。
腋臭症(えきしゅうしょう)になり得る部位
アポクリン汗腺は
- 耳の穴
- 乳輪
- ワキ
- 陰部
などに存在しています。
というわけで、まずはスソガの人に多く見られる特徴を紹介していきます。
スソガ傾向の人に多い特徴とセルフチェックの方法
スソガの人にはこんな傾向があります。
- 耳垢がべたついている
- ワキガである
- 陰毛の量が多くて濃い
- 家族にワキガ・スソガの人がいる
- 下着に黄色いシミがつく
- 一人の人と身体のなぜか関係が続かない
- パートナーが舐める行為を避ける
セルフチェック
VやI辺りの毛が生えている部分を強く指でこすって、かいでみる
- まず、しっかり手を洗って指を無臭にしておきます。
- アポクリン汗腺がある辺り、要するにVやI辺りの毛の根元を、指の腹で強くこすります。
- ここでちょっとでもワキガっぽいニオイがしたら、スソガの可能性が高いです。
また、自分のニオイには鼻が慣れて気づかなくなっている可能性もあります。
そういった場合は、しばらく洗濯バサミなどで鼻をつまんでおいて、チェックの直前で外すとよりわかりやすいです。
パートナーに勇気を出して聞いてみるのもあり
「セルフじゃないじゃん!」って感じですが、確実なのはこれです。
なかなか交際歴が短いと言いにくいですが、ある程度信頼関係ができてからなら「真剣に対処したい」という気持ちを込めて、聞いてみるのはありでしょう。
交際期間がしばらく経っているという事は、症状に気づいていてもそれを理由に別れるような人では無いという事。
現状の問題点を解決しようとする姿勢はお互いにとっても良いことであるはずです。
結、彼氏に確認する恥ずかしくないセリフを考えてみた
三日三晩考えて、一番恥ずかしくないと思った質問の仕方がこちらです!
実際に私は、彼氏に勇気を出して聞いてみたけど、
「こっちからはなかなか言い出せないけど、本人から聞かれる分には全然答えれるかな。」と言ってました。
男友達も、「付き合ってある程度信頼関係ができてるなら全然言える」との事です。
というか、そもそもスソガに対して男性がどう思っているのかも気になりますよね。
性交相手のスソガに気づいた男性の本音
色々リサーチしてみてわかったのが、当然ながら受け手側のニオイに対する許容値によっても回答がわかれます。
というわけで、反応は非常に様々でした。
- 愛があれば乗り越えられる
- 舐めなければなんとかなる
- お風呂場限定で舐める事も可能
- セックスする気が起きなくなる
- いい子がいたら浮気してしまう
- 果ては別れるかも
この中には単純に"臭う=破局"というものだけではなく、
セックスする気が起きなくなる時点でスキンシップが減る傾向が高くなる。
→キスもハグもしなくなる。
→比例して、気持ちも離れていく。
→破局や浮気。
という流れが多かったように思います。
※現在レス問題については別記事を準備中です。←告知?(笑)
逆に、もう何の迷いもなく一気に彼女候補からもハズれ、相手のトラウマになっている例もありました。
トラウマになった男性の体験談
「すっごく顔が可愛くて、ちょっと遊んでいる感じの女の子といい雰囲気になった事がある。
しかし、あそこから生魚の腐ったにおいがして、顔を近づけたら吐きそうになってしまいました。
その後も顔を遠ざけてそそくさ終わらせようと頑張ったけど、
抜き差ししている時も強烈なニオイが部屋に充満。
特に、抜いた瞬間に腐敗臭がどんどん濃くなるので、動きたくなっちゃうんです。
興奮がどんどん覚めてしまい、結局中折して不能に。
持病のギックリ腰になった事にして、その場はなんとか中断しました。
それ以来、ク◯ニ恐怖症になり、よっぽどの要望が無い限り舐めない派に転身。
そして、良い雰囲気になっても、必ず先に指のニオイをこっそり嗅いで確認する習慣がつきました。
申し訳ないが、ワキガのニオイや生理終わった直後のニオイは耐えられるけど、生魚の腐敗臭だけは付き合う対象にならない。
セックス成立しないもん。
勃たないもん!」(28歳・営業職)
アミン臭だけは全員拒否、スソガはケア次第で耐えれる派は多数
いろんな意見があれど、完全に全員が「二度と出来ない」と拒否ったのは生魚が腐ったようなニオイ。
つまりここまで説明してきた"スソガ"ではありませんでした。
では、純粋にスソガだった場合の対処法をみていきましょう。
スソガの対処法
ニオイの原因は先程も説明した通り、遺伝的な汗腺の問題。
なのでセルフケアで完治は出来ないけど、ニオイ症状が悪化しないように対処する事は可能です。
まずっざっとあげていきます。
- 通気性の良い下着を選ぶ
- 生理用品は頻繁に変える
- 和食中心の食生活にする
- 汗ふきシートなどを常備して、こまめに拭く
- VIOの毛はほぼ無くす
- デオトラント商品を塗ってみる
1つずつ解説していきます。
通気性の良い下着を選ぶ
ワキガよりスソガが深刻なのは、どうしても衣類が密着して汗・熱・ニオイがこもりやすくなるからです。
なので、極力下着は綿やシルクなどの通気性の良いものを選びましょう。
また、サイズやデザインも締め付けすぎないものがおすすめです。
生理用品は頻繁に変える
タンポンしかり、ナプキンしかり、そして生理じゃない時のおりものシートしかり。
とにかく長時間交換しないと雑菌が増えるので、スソガじゃなくても悪臭の原因になります。
しかもそのまま放置する事で膣内環境まで悪化して、スソガ臭+アミン臭という負のループにもなってしまう。
ちょっともったいないくらい、早めの交換を心がけましょう。
おりものシートは特に不衛生の元なので、使う事自体あまりおすすめできません。
和食中心の食生活にする
先程とスソガの原因の説明にもあった通り、アポクリン汗腺で出たベトベト汗が、毛穴の皮脂を含む事で悪臭は発生します。
脂肪や動物性タンパク質が多い食事をしていると、体臭がきつくなるんですね。
和食中心に切り替える事で、体内環境が変わり、ニオイが軽減される事があります。
汗ふきシートなどを常備して、こまめに拭く
制汗ボディーシートなどを常備しておき、トイレに行くタイミングでこまめににおいの原因になる部分を拭き取る事で、ある程度外出中でもニオイが気にならなくなる事もあります。
陰部はワキと違ってちょっと気を使いますが、あまりゴシゴシこすらずに、サラッと優しく粘膜を避けて拭いてみましょう。
VIOの毛はほぼ無くす
当然ながら、VIOの毛がワサっとしていると、絶対にニオイは悪化します。
毛にクサイ汗と分泌物が絡まり、更に蒸れの原因にもなります。
しかも悲しいかな、スソガの人はVIOの毛が濃い傾向にもある為、色々と相乗効果が起きている事も多々。
スソワキガの自覚がある人は、自己処理なり、脱毛なり、何らかの方法で毛を整える事をおすすめします。
ニオイの軽減効果だけでなく、男性から見てもできる限りの努力をしている事が伝わって、受け手のメンタル的に清潔な印象が持てますからね。
考えてみれば、日本と比較して外国の女性の方がスソガ率は高いけど、VIO脱毛率も高い。
でもちゃんと恋愛していますし、日本女性よりもオープンです。
「スソガだけど、ちゃんとケアしている」というのが伝わる事で、受け入れられる男性が増えるのは間違いありません。
デオトラント商品を塗ってみる
スソガを抑えるデオトラントも発売されています。
- クリアネオ
- ノアンデ
- デオシーク
- イビサデオトラント
- ラポマイン
- デオプラスラボ
- チュラリア
- ネオテクト
- クリアンテ
などなど、それだけ悩んでいる人が多いからこそ、どんどん改良が重なっています。
この中で今の所、スソガ対策で評判が良いのはデオシークですね。
逆にこれが合わないから最終手段として手術を検討しいる人もいるくらいです。
では、今ちらっとふれた手術についても解説していきますね。
手術はするべき?
デオトラントの次に思いつくのが手術ですが、あまり周りに相談できる事じゃないだけに恐怖も不安も大きいですよね。
病院でできるスソガ手術にはこんなものがあります。
方法 | 料金 |
---|---|
発汗制欲注射(ボトックス) | 8〜10万円程 |
電気凝固法 | 10~20万円 |
超音波吸引 | 30~45万円 |
皮下組織削除法 | 30~45万円 |
シェービング法 | 20万円〜 |
スソガの場合はワキガと違って「一週間包帯ぐるぐるに固定しておく」というのが難しいので、切らないで針を刺すタイプの手術が増えています。
(※ビューホット・ウルセラドライなど)
とはいえ、一度受けても、効果が確実ではないのが難点。
実際に、受けた後6ヶ月程経って、完全に元に戻ってしまった人もいました。
まだ現段階の私の調査では、「絶対にするべき」とも「しない方がいい」とも、無責任な事は言えません。
ただ、公式HPを見ていると「絶対治る」と思える紹介の仕方をしているところもあるし、
別の体験談では、その方法でも「しばらくして元に戻ってしまった」と言っている人を見かけます。
本人がスソガだと思って受診しても、婦人科系の診察を勧められた人も多々いました。
相談する病院によって、アドバイスも違ったり、勧めている方法も違ってくるというのが現実ですね。
一箇所で決めずに必ずセカンドオピニオンを
ここまでの調査で思うのは、「やるな」というのでは無く、いくつもの病院を受診してみて欲しいと思います。
先程紹介したすべての手術方法を1つの病院で受けられるわけではありませんし、先生の得意分野や、院内の設備によっても勧められる方法は変わってきます。
「1年持てばいい」と認識しているのと、「これで一生スソガで悩む事はない」と認識しているのでは、同じ30万でも支払う時の気持ちが違うはず。
値段だけで決めるわけでもなく、できれば多くの症例があって、しっかりアフターケア・サポートもしてくれる先生に任せるべきだと思います。
手術を受ける際の痛みや精神的な負担も大きく、その後さらに戻ってしまった時の落胆も考えると、慎重になって良い場面。
少なくとも調査した中では、婦人科系の病気の"アミン臭"と比較した時、「即別れるレベル」と言った人は一人もいませんでした。
もちろん根本解決がゴールだけど、まずは紹介した対処法を取り、それでも改善が見られない時には、一箇所に決めきらず、かならずいくつもの病院で相談してみてください。
なんとかこの問題の根本的な解決に踏み込みたいと思っていますので、最新情報に都度更新していく予定です。
二階堂さんがスソガ、デリケートゾーンのにおい問題について男性目線で解説した記事があるので、そちらも合わせて読むことをオススメします。
正直、読むととても怖くなりますよ。。